先日、クラシックバレエ少女が足首の痛みが強くて練習もできなくなり、体育の授業の50m走も走れなくご紹介から当院に来院されたので紹介させていただきます。
ただし、私はバレエの専門家ではないのであくまでも一人の選手の状態を確認した点で対応させていただきました。
当院に来院した際に状態を確認すると、左の足関節の痛みが強いとのことでしたが、全体的に確認するとさまざまな問題点が確認できたので一つ一つ状態を確認していき、改善できるようアプローチしていきました。
【結論】
選手ご本人の症状は足関節の痛みであったのですが、結論からお伝えすると背中の張り感が強くカチカチになっていた事で腰の硬さも顕著であったこと、その影響で骨盤が前傾となり、大腿部前面もかなり硬くなっていた点もありました。
足首の痛みは結果的に起こっていた影響でふくらはぎの硬さが顕著で触って確認するとふくらはぎの外側にも痛みが広がっていて長腓骨筋(ちょうひこつきん)の腱炎によって足関節の痛みが発症していたことが影響しています。
足の裏も張り感が強く足の指を動かす筋肉らも疲労困憊となっていたということです。
正しい姿勢の保持が当たり前のバレエですが毎日の長時間レッスンによって疲労困憊して背中の過緊張によって弾き起こっていたケースです。
施術後は痛みがなくなり、その後お父さんが来院されて問題なくバレエをしているとの事でひと安心です。
ちょっと意外かもしれませんが、痛みのある患部だけを見て対応してもその時は一時的に良くなっても再び痛みが出てしまうケースがあります。そういったケースでは根本的な問題が改善していない事で再発しやすい状態であることが考えられるのです。
病院では患部しか診てもらえないのでどこに行っても良くならないというケースでは全体的な問題点がどこかに潜んでいるケースが考えられます。
私は現在栃木県宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージを開業しています。
2025年までは20年以上プロバスケチームで専属として活動していました。
プロ選手は繊細であり細かな点に配慮する必要があるので知識と技術を磨いてこれました。
よく学生や別チームのプロ選手らに相談される機会が増えて、地域性の厳しい点も見えてきました。
プロだと特定の選手のみの対応となり、もっと困っている多くの方のお役に立つべきと考え現在に至ります。
それではバレエ少女のケースとバレエの怪我に関して紹介していきます。
目次
クラシックバレエの特徴

バレエは初心者レベルなので正直よく分かりません。
かなり簡単でありますが、大きな特徴を2点ほど挙げさせてもらいます。
常に正しい姿勢をキープする
姿勢が正しくスラットした姿はとても素敵で魅了されます。
その姿勢を保持するために常に背筋群を活用している現実があります。
バレエでは当たり前の姿勢も他競技からすると当たり前ではないのです。
レッスン時間の長時間が当たり前の競技であり、背中が疲労することは十分起こり得ることです。
特に成長期では身長も伸びてくる点があり、体型にも変化していく点があり、バランスや軸も変化しやすい年代なのが小学生です。
特に発表会などが近くなればその分レッスンにも熱が入り、より緊張した時間が続くことで疲労困憊となってしまう点が考えられます。
姿勢の良いその他の競技ではやはり背中が問題となってトラブルになる競技があり、その一つに剣道があります。
常に姿勢を良くして、真剣勝負の中で相手の動きを捉えたタイミングで瞬時に技を繰り出す点で背中を常に緊張させていて疲労してカチカチな背中となっています。
爪先だちのトーシューズを履くタイミングがくる
バレエは爪先立ちを繰り返すのが大きな特徴の競技だと思います。
そのため足首への負担は大きく、足関節の安定感を作り上げていく必要があります。
特に足関節は外への動きが起こりやすい構造なので内がえし捻挫が起こりやすい点があります。
外側の安定感に働く腓骨筋(ひこつきん)がしっかりと機能しないと安定しなくバランス感覚が悪くなってしまいます。
今回来院された少女は小学5年生になったばかりで4年生の後半からトーシューズを履くようになったとの事でした。
足への負担がどんどん増加していき、春休みにレッスンが発表会によって過密となったことで痛みが強くなったとの事です。
どんなスポーツでもそうですが環境の変化、レベルアップのタイミング、新たなチャレンジなど活動に対して変化が起こってくると体への負担も増加して怪我をしやすいリスクが増加します。
起こりやすい怪我

年代によっても起こりやすい怪我は異なってきますが、足への負担はかなり多い症状だと考えます。
使いすぎのオーバーユースによる影響が非常に多いのかと思います。
またバレエはジャンプを繰り返すのでその衝撃による影響もあります。
足関節内反捻挫
爪先で立つことが基本ステップとして多いので足首への負担は大きく、一度捻挫をすると後遺症としても残りやすいのでしっかりと対応していく必要があります。
膝痛
バレエの特徴として良い姿勢を保つ影響から骨盤が前傾している傾向の選手が多いと考えられます。
すると大腿部の前面にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)がありますが、4本あるうちの1つに大腿直筋(だいたいちょっきん)という筋肉は膝関節と股関節の動きに関与するので疲労しやすい筋肉です。
バレエの方は柔軟性は優れていますが、片足で体重をコントロールすることが当たり前、片足でジャンプの着地をする機会が多いことからどうしても膝への負担がかかってしまい、オスグッド、膝蓋靭帯炎(しつがいじんたい)などの症状が起こりやすい競技特性があります。
腰痛
しなやかな体の反りを獲得する、柔軟性がある事で筋肉の保持する力発揮も必要となります。
そのため腰痛になりやすい競技である。
成長期では大腿骨が最も伸びてきます。その影響もあり骨盤の動きが悪くなってしまう点が起こります。
すると良い姿勢を保持することが当たり前で背中をロックしてしまうので、腰の下部の一箇所で反ってしまう動作が起こりやすい年代で中学生くらいに腰椎分離症になってしまうケースが多い競技でもあります。
背中、腰、骨盤と反り返る負担を分散させることが必須となってくるのです。
来院されたバレエ少女

序章でも紹介しましたが今回来院されたバレエ少女の痛みが出てしまった足首の痛みは足首だけの問題でなく疲労困憊で全身の筋肉だけでなく筋膜が硬くなってしまったことで筋肉が動きたくても動けない状態となっていました。
通常の歩行でも痛みが強く、体育の授業も休んで50m走も見学したとの事でした。
ソーセージに例えるとパンパンに詰められたソーセージですが、膜に弾力性がなくそれ以上圧がかかるとプリッと割れてしまうような状況と同じで、痛みの信号を出して体が防御反応を出して無理するなという警報を出していたような事と同じなのです。
足首の痛み
足首はトーシューズを履くようになり負担が蓄積された事で起こっています。
足の指も影響していて皮膚科にも通っているほどダメージが出ていました。
問題となっていた筋肉
・長腓骨筋(ちょうひこつきん)
・長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)
・長趾屈筋(ちょうしくっきん)
・前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
要するに足関節を支えている全体的に炎症があり、その中でも長腓骨筋が腱炎となり強い反応となって痛みがひき起こっていました。
1つの問題ではなく、複数箇所全体的に問題となっているということはオーバーユースであるということです。
その影響からふくらはぎが全体的にパンパンとなりかばっていたということです。
問題は背中のカチカチ
バレエの競技特性で姿勢保持があり、長時間レッスンと発表会によって強度と頻度が増加したことでリカバリーしきれずにどんどん疲労が蓄積されてしまって過緊張となっていたことです。
筋肉がカチカチで腰もカチカチでした。
小学生は初めてマッサージすると痛がるかくすぐったがる方も多いです。
ですから大人以上に神経を注いで対応する必要があります。
みんなリラックスしてゆったりできるよう配慮と工夫しながら対応しています。
スヤスヤと寝てくれると嬉しい限りです。
日頃の過密スケジュールの中でゆったりと一息つける空間を提供したいと思っています。
筋膜へのアプローチ
まずは筋肉を緩めるマッサージで対応して表層の筋肉を緩めていきます。
すると深層にある筋肉の隠れた問題点が発見できることが多いです。
このあたりは1回目でわかることもあれば2-3回目で確認できることもあります。
症状が強いほど回数が必要となる点があります。
私の場合はオイルマッサージで筋膜の硬さや癒着を対応していきます。
カチカチになって筋膜が問題となると筋肉に角が出てきてエラが張るようにカチカチになってきます。
このような症状は通常のマッサージでは改善できなく、筋膜をしっかりと対応することがポイントです。
筋肉の疲労は休めば回復していきます
しかし、筋膜の問題は休んでも回復しない傾向があり、対応することで大きな変化が出ます。
だから選手が施術前後で体感できるので顔の表情が一気に明るくなります。
この瞬間がとても嬉しいですね。
バレエ少女の施術後笑顔となり、動作確認しても痛みがなく、ジャンプして喜んでくれました。
その後お父さんの来院
バレエ少女は1回しか来院していません。
もう一回くらい来て状態の確認をしたいのですが笑
しかし、その後2週間ほどしてお父さんが来院してくださり、リラクゼーションのために来てくださいました。
特に痛みはないけどフルマラソンをして疲労感があるとのことで対応させていただきました。
娘さんのバレエ少女がとても良かったとの事でお父さんが来院してくださり、痛みなく元気にバレエに今日もレッスン行きましたとの事でした。
今回は1回で良くなってくれたので嬉しい限りです。
その後の状況を確認できないのでこのような報告を聞けると嬉しい限りです。
ミズノ治療院スポーツマッサージ(栃木県宇都宮市)

栃木県宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージを開業しています。
私はバスケットボールのプロチームで長年活動してきました。
現在はバスケ選手だけでなく他の競技の方、シニアの方、一般の方もたくさん来院してくださっています。
病院のリハビリだけでは競技復帰までイメージができないという方がたくさん来院している現実もあります。
個人個人のニーズに対応できるよう努めています。
競技復帰に向けた対応も得意な領域です。
筋肉と関節の専門家

私のアプローチとしては筋肉と関節に対してより集中して対応させていただいています。
筋肉は何層にも重なり合って構成されています。
表層の筋肉が張っていると深層筋肉の状態を触知できず根本の問題を確認できません。
1.筋肉のマッサージで全体的な硬さと問題の把握とほぐし
2.深層の問題点に対してアプローチ
3.筋膜の硬さや癒着の硬結部位を改善させる
4.関節の捻じれを改善させて関節のゆとりを作る
5.動作確認して問題点に対するエクササイズ紹介
このようなアプローチで症状を軽減させていく流れとなります。
痛みの原因となっている部位は筋膜が厚く硬くなりやすい傾向です。
この膜を対応することで症状は楽になっていきます。
例えば、
ふくらはぎの硬くなった選手の特徴として大腿部の前面が固くなっている選手がとても多く関連しています。
そのため全身をアプローチする必要もあります。
その選手の問題点を把握して対応しなければならずふくらはぎだけ行っても改善しないことがあるわけです。
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