五十肩でお悩みの方がとても多いと感じています。
病院、整形外科に行っても診断がつかなかったり、大きな改善ができない現実があったります。
口コミが多い病院でも改善できないケースもあルのではないでしょうか、それだけ難関な症状なのです。
当院にも五十肩で来院されますが、症状のレベルによってはすぐに良くなるケースから症状がひどいケースでは週1回ペースでも10回以上の施術が必要となってしまいます。
それでも症状が改善して日常生活に支障が出ないレベルに対応することができています。
五十肩の場合、施術の特徴として初回でのアプローチでは全く反応が出ないケースがあります。
これは拘縮(こうしゅく)が起こってしまっているのでどうしても仕方がない点がありますが、その事を理解していない方はすぐに離脱してしまいます。
この辺りをしっかり理解してほしい点もあります。
何回か施術していくことで癒着が剥がれて関節の拘縮が徐々に緩んでいきます。
肩関節はあらゆる方向へ動く丸い関節なので一箇所でも癒着が残っていればロックが解除されなく動かない事が難点であります。
さらに痛みを我慢してカバって使っていた事で複合的に問題点が起こっているケースが非常に多い点がさらに難易度が上がってしまいます。
このブログでは五十肩に関して分かりやすく解説させて頂きますのでお悩みの方は、最後まで読んでいただければと思います。
私は現在、栃木県宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージを開業しています。
多くの方が五十肩で来院して良くなり日常生活で問題ないレベルに改善されています。
1年前まではプロバスケチームでアスレティックトレーナーとして活動していたので、かなり細かく筋肉や関節に対してアプローチを行ってきました。
その手技が一般の方、五十肩の方にも良い反応を示せています。
五十肩の痛み

五十肩は50代に、四十肩は40代によく起こる年齢なのでそう言われています。
肩関節周囲炎と言って肩の周囲にある筋肉や関節の炎症が起こっている状態で肩こりとは全く別の症状です。
人によっても症状が異なり、痛みの部位や起こり方も異なり、レベルがあります。
五十肩の方は腰痛だったり、腰の硬さも顕著だったりするケースもあるので全身の評価をする必要もあります。
1.痛みはあるけど動かせるレベル
2.ある特定の角度で引っかかってしまうけど動かせる
3.前方から上に上げることが問題である
4.横に上げることが問題となっている
5.女性の下着ホックを背中で外すことができない
6.腰に手を回すこともできない
7.腕にも痛みが出ている
8.夜間痛として寝ている際に痛みが強く眠れない
同じ五十肩というくくりでもさまざまな症状があり原因が異なります。
さらにこれらが複合的に問題となってしまうケースもあり動きを取り戻すにはその分時間がかかってしまいます。
五十肩による動作制限

専門的な用語を使わせてもらうと肩の動かす範囲を可動域(かどういき)と言います。
可動域が悪くなり、動かすと痛いという症状が出て、動かしたくても痛みが伴うので体が防御反応をとってしまいます。
その期間が長くなると損傷部位や炎症部位が癒着(ゆちゃく)して、拘縮(こうしゅく)して固まってしまう事で問題となります。
肩の動作制限は以下のような事があります。
1.結帯動作(けったいどうさ)の制限
2.結髪動作(けっぱつどうさ)の制限
3.上方リーチの制限
4.側方リーチの制限
もう少し詳しく説明していきます。
1.結帯動作の制限

- 動き: 背中に手を回す、腰に手を回す、下着のホックを外す時の動作
- メカニズム: 肩関節の内旋(ないせん)および伸展が制限されます。肩甲下筋(けんこうかきん)の拘縮や、前方関節包(かんせつほう)の硬さが原因となることが多いです。
肩関節の前方でのインピンジ(ぶつかる事)や姿勢の悪さから肩関節の前方変位も影響します。
2.結髪動作の制限
- 動き: 頭の後ろや上に手を置く、髪を洗う、頭を拭く時の動作。
- メカニズム: 肩関節の外転および外旋が制限されます。棘下筋(きょくかきん)や小円筋(しょうえんきん)、下方関節包の硬さが関与します。
患者様が最も不便を感じるポイントです。
脇の下の部分での肩甲骨の動きが制限されているケースも複合している事が多いです。
3.上方リーチの制限
- 動き: 腕を真っ直ぐ上に挙げる、つり革を持つ、棚上のものをとる時の動作。
- メカニズム: 肩甲上腕関節の屈曲制限です。単に筋肉の問題ではなく、肩甲骨の上方回旋がスムーズに行えていないケースも多いです。
上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)、上腕筋の硬さや筋膜の癒着も影響します。
特に上腕二頭筋長頭腱(ちょうとうけん)の硬くなって引っかかってしまい負担となっているケースも多いです。
4.側方リーチの制限
- 動き: 腕を真横に挙げる動作。
- メカニズム: 肩甲骨の上にある棘上筋のインピンジ痛など(挟まれるような痛み)。単に筋肉の問題ではなく、肩甲骨の上方回旋がスムーズに行えていなく、肩をすくめて上げる動きで代償している点が特徴的です。
五十肩の3つのステージ
症状の経過によって大きく3つの時期に分類できます。
第一段階: 炎症期 (急性期)
第二段階: 拘縮期 (慢性期)
第三段階: 解氷期 (回復期)
第一段階: 炎症期 (急性期)

最も痛みが強い時期です。
- 症状: 安静にしていても痛む、夜寝ている時に痛む(夜間痛)ため睡眠障害が起きやすい。
- 特徴: 肩関節の関節包(関節を包む袋)に強い炎症が起きています。
- アドバイス: この時期に無理なストレッチや強すぎる〇〇療法を行うと、炎症を悪化させるリスクがあります。アイシングや安静、痛みのない範囲での運動が推奨されます。この時期に炎症が強くなると毛細血管が発達してより痛みが感じやすくなります。
第二段階: 拘縮期 (慢性期)

鋭い痛みは落ち着きますが、肩が固まり「動かせない」ことに悩む時期です。
- 症状: 服の着脱、髪を洗う、高い所の物を取る動作が困難となります。
- 特徴: 炎症が収まる過程で、関節包が癒着したり縮んだりして「拘縮」が生じます。
- アドバイス: ここが介入の腕の見せ所です。癒着を剥がすような、かつ組織に負担をかけない専門的なモビライゼーションや、適切な負荷の可動域訓練(ROM訓練)が重要です。
そのためにはどういう動作で問題があるのか徒手的な検査にて状態の確認をしていくことが必要です。
いっぺんに癒着や拘縮が解消できるわけではなく、症状によりますが、ほんの少しづつ変化していくことが通常です。
第三段階: 解氷期 (回復期)

少しずつ関節の動きが改善してくる時期です。
- 症状: 痛みがほとんどなくなり、日常生活での不便が解消されていきます。
- 特徴: 拘縮が取れ、筋肉や関節の機能が正常に戻ります。
- アドバイス: 完全な復帰に向けて、筋力の強化や正しい肩甲骨の動かし方を再教育し、再発防止のためのコンディショニングを行う最適なタイミングです。
よくなったからといって動かさなくなったり、再び元の生活リズムに戻ってしまうと再発も十分考えられます。セルフケアや専門家の定期的なメンテナンスは実施するようにしましょう。
なぜ起こるのか:メカニズムの要点

五十肩の核心は、肩関節を包んでいる「関節包(特に腋窩包や腱板疎部など)」に炎症が起き、それが進行して組織が肥厚・癒着することにあります。
1. 組織の変性と老化(基礎要因)
40〜50代以降になると、肩を構成する腱板(けんばん)や関節包といった組織が、加齢による水分量の低下や微細な組織変性を起こします。
これにより、以前なら何ともなかったような日常の動作が、組織にとっては微細な損傷やストレスとして蓄積しやすくなります。
2. 「炎症」から「癒着」へのプロセス
これが五十肩特有の怖い点ですが、炎症が起きた組織(滑液包や関節包)が修復される過程で、コラーゲン組織が過剰に形成され、組織同士が癒着します。
- 炎症期: 滑膜(かつまく)の増殖や炎症性サイトカインによる痛み。
- 拘縮期: 組織の線維化(フィブローシス)による関節の「袋」が硬く、小さくなることでの物理的な可動域制限。
3. リスクを高める要因(増悪因子)
特定の疾患や生活習慣が、この炎症と癒着のサイクルを加速させることがわかっています。
- 内分泌・代謝疾患: 特に糖尿病は、高血糖による終末糖化産物(AGEs)が組織の硬化を促進するため、五十肩の発症リスクが極めて高く、かつ重症化しやすいことが知られています。甲状腺疾患も関連が深いです。
- 不動(Immobilization): 怪我や術後の固定、あるいは「痛いから動かさない」という生活が続くと、筋肉のポンプ作用が失われ、関節包内の血流が低下し、拘縮が急速に進みます。
- 姿勢と酷使: 猫背などの不良姿勢による肩甲骨の位置異常は、肩峰下インピンジメントを誘発し、慢性的な肩峰下滑液包炎の原因となります。
肩の関節は、動きをスムーズにするための『袋』に包まれています。五十肩は、この袋の内側が何らかの理由で炎症を起こし、袋自体が火傷をした後の傷跡のように硬く縮んでしまっている状態です。だから、無理に動かすと炎症が火に油を注ぐように強くなりますし、かといって放っておくと袋がどんどん小さく固まってしまいます。この『炎症の火を消す』ことと、『縮んだ袋を少しずつ広げる』ことのバランスが非常に大事なんです。
なぜ放置で治るのか:3つのメカニズム
五十肩が「放置していても(最終的には)解消される」と言われるのは、身体の自然な代謝プロセスによって、炎症が収まり、硬化した組織が少しずつリモデリング(再構築)されるからです。
専門的な視点で整理すると、そのメカニズムは「時間経過による組織の変化」と言えます。
1. 炎症物質の代謝と消失(炎症期の終わり)
急性期に痛みを生み出しているのは、関節包内の炎症性サイトカインや滑膜の肥厚です。
これらは恒久的なものではなく、生体の免疫反応として、ある一定期間を経て沈静化します。
炎症が収まれば、安静時痛や夜間痛という「鋭い痛み」は自然と引いていきます。
2. 線維化組織のリモデリング(回復の兆し)
拘縮期に「関節包が固まる」のは、炎症の修復過程でコラーゲンが過剰に絡み合うためです。
しかし、人間の身体には「使われない組織は萎縮し、適度な負荷がかかる組織は適応する」という代謝機能があります。
日常生活を送る中で、肩関節に日々かかる微細な負荷が、癒着したコラーゲン線維を少しずつ引き伸ばし、再び柔軟性を取り戻すためのリモデリングを促します。
3. 「解氷」のフェーズ
炎症が完全に消え、癒着した組織が物理的に引き伸ばされ、関節包が再び正常な柔軟性を取り戻すのが「解氷期」です。
放置していても、多くのケースで1年〜2年かけてこのサイクルが完結するため、「放っておけば治る」と一般的に認識されています。
本当に自然に治るのか?

「自然に治る」という言葉は、裏を返せば「完治まで非常に時間がかかり、その間、生活の質が著しく低下する」ことを意味します。
- 「癒着の固定化」のリスク:
適切に動かさず、痛みに耐えて長期間「不動(動かさない状態)」を続けると、関節包はより深く、強固に癒着します。
結果、本来なら半年で治るはずが、可動域制限が後遺症として残ってしまうケースがあります。 - 「代償動作」による二次被害:
肩が動かない期間、患者様は肩甲骨や脊椎を無理に捻って腕を動かそうとします(代償動作)。
これにより、腰痛や背中の痛み、姿勢の悪化といった「肩以外の不調」を併発させます。 - 生活の質の低下:
「自然治癒を待つ」ことは、1年から2年もの間、睡眠不足や服の着脱の困難を我慢し続けることを意味します。
プロの介入があれば、炎症期には痛みを抑え、拘縮期には早期の機能改善を促すことで、この「不便な期間」を大幅に短縮できます。
「五十肩は放っておけば身体が何とかして治そうとしますが、それは非常に時間がかかり、また『動きにくい状態』が癖になってしまいます。
私の役割は、身体の回復プロセスをただ待つのではなく、硬くなった関節包を安全に、効率よく解きほぐすことで、その回復時間を短縮し、本来の動きを早く取り戻すお手伝いをすることです。」
ミズノ治療院スポーツマッサージ

当院では状況を確認して、問題となっている原因を特定していきます。
ただし、症状が複合化しているケースではアプローチの方法や順によっても異なってくるので、施術を行いながら確認してアプローチをしていきます。
強固な拘縮がある場合、癒着が広範囲に広がっている場合は施術してもなかなか変化していかないケースもあります。
しかし、根気よく継続していくことで徐々に変化していきます。
通常は2週間に1度程度の施術で対応していますが、変化がない場合は1週間に1度の方が成果が出やすい現実もあります。
経済的な負担がかかってしまい申し訳ありませんが、ご理解いただければと思います。
症状が軽いケースでは初回で変化を感じる事ができます。
特に2回実施するは楽になって違いを感じれるケースがあります。
五十肩は症状によって大きな違いが出てしまうので、放置せずになるべく早くに対応して欲しく思っています。
マッサージで良くなるのか

マッサージでよくなります。
ただし、通常のマッサージではなく、癒着を解く当院独自の特別なマッサージにて対応しています。
肩関節は球関節と言いますが丸い関節であらゆる方向へ動きます。
その反面どこか1箇所でも癒着があれば動きの制限がかかってしまう為、厄介な症状なのです。
ここが問題となっている原因と判断してアプローチして良い感じと思っても、また別の問題点が見つかってきます。
同様に次の問題点を探り、繰り返しの作業を行なっていく必要もあり、動作改善までには時間がかかってしまう点も理解してください。
拘縮や癒着を改善するには

1.現在の状態の確認と可動域のチェック:
どの動作制限があるのか、上方、側方、結帯動作、結髪動作などを確認
2.マッサージしながら状態の確認:
関節の状態を確認するためにまずマッサージをして筋肉、筋膜、関節の動き、アライメント、癒着部位などを確認していきます。
3.深層の筋肉や癒着、拘縮部位へのアプローチ:
アプローチしていくとびくともしない状態の硬直部位もあります。しかし、次第に解けるような触知ができてきます。
すると柔らかさが回復して少しづつ動いてきます。
個人差もあり1回の施術から数回施術にかかって解ける感覚を得られる事があります。
4.関節のアライメントを確認しながら角度を変えてアプローチ:
丸い関節なので徐々に動く範囲が広くなってくるのでさまざまな角度でアプローチして緩めていきます。
このような段階を経て症状が改善していきます。
ミズノ治療院スポーツマッサージの想い

しっかりとお身体の状態を説明させていただきます。
ただし、施術後に説明することが多いです。
なぜなら、施術してみないとわからない事が多く、想定で説明しても実際の解決策とアプローチが異なっているケースもあるためです。
おかえりになる際には、症状の変化がありまなかったとしても、理解していただき納得していただけるようにお伝えさせて頂いています。
当院に来て良かった、可能性を感じられる、任せてみようと思えた、笑顔になれた。
日頃の悩みや苦痛を解消できるようにサポートさせていただきます。
肩関節の場合は拘縮や癒着を剥がす際には少し痛みが伴ってしまいます。
癒着を剥がすということは要するにかさぶたを剥がすようなイメージです。
くっついたものを解くには痛みが出てしまうケースもあるのでご理解ください。

肩の専門としても対応しています。
スポーツマッサージと聞くとスポーツを行っていないと受けられないのかと思ってしまうことが多いようですが、むしろ一般の方にとても有効な手技です。
予約方法
・WEB予約 (24時間予約可能) 2時間前まで
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時間外でも対応します。
緊急時の場合はLINEからメッセージしてください。

アクセス
栃木県宇都宮市中今泉3-9-1 CASA NAKAHARA 2階H

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