前回のブログでは肩こりが女性に多い原因と解決策で生活の質向上というテーマで紹介いたしました。
今回は肩こりや首の張りがさらに強くなると頭痛となり、さらに酷くなると吐き気を起こしてしまう方もいます。
なぜそのようなひどい症状になってしまうのか、私なりの考えを今回記していきます。
日々の生活で肩や首は緊張しやすく、両方の腕を支えているので負担がかかりやすい筋肉です。
肩関節は球関節で丸い構造の元いろんな方向へ動く特徴があります。
首は頭を支えているので頭の重さはデスクワークだけでなく、立っているだけでも筋肉で支えているので常に使われているわけです。
このように肩や首は常に大きな負荷が長時間かかってくる部位なので疲労しやすいのです。
【音声配信】多くの女性が首から背中の強い張り感
頭痛になる原因

頭痛になる原因にもいくつかのパターンがあります。
・筋肉の緊張による張り感
・筋バランスによる骨の配列歪みによる血管の圧迫
・首や肩の筋肉の緊張が神経を圧迫
筋肉の緊張による張り感
筋肉は疲れると硬く縮まる性質があります。
だからストレッチで元の状態に戻すことが必要となります。
スポーツ選手でも自分自身でストレッチをすることをおろそかにしてしまいがちです。
ましてや働く女性や主婦業はやるべきことが多く、自分の体と向き合う時間を毎日確保すること自体が困難です。
疲労が日々改善するどころか蓄積されてしまうのです。
疲労の蓄積によって、許容範囲を超えてしまうと症状として頭痛に発展してしまうケースが多いものです。
筋バランスによる骨の配列歪みによる血管の圧迫

筋肉が疲労していく事、日常生活や仕事で使用する部分が一部に集中すると筋肉のバランスの偏りによって関節が正常な位置にとどまらず引っ張られてしまいます。
首の骨は頸椎(けいつい)と言いますが、頸椎は7つの骨が積み重なって首として頭を支えています。
上の写真の右側は頸椎の前面部です。
黄色が神経、赤が血管です。
頸椎の間を神経と筋肉は通っています。
筋肉のバランスが崩れると頸椎にズレや捻れが生じてしまい、その結果血管の道が狭くなってしまい血液の流れが悪くなってしまいます。
血流が悪くなると頭への栄養素が正常に運ばれないことで頭痛として症状が現れるわけです。
首や肩の筋肉の緊張が神経を圧迫
上記で説明したことが神経でも起こります。
神経の場合頸椎のズレや捻れで圧迫されることで痛みや違和感、頭痛、吐き気と神経症状に影響してダメージとして発症してしまいます。
こうなってしまうと筋肉が防御反応を起こしてより緊張してしまい過緊張状態となってロッキングしてしまいます。
とても悪循環してしまい、セルフケアでは改善できないレベルの症状となってしまうわけです。
肩こりの原因に関して
肩こりの原因に関してはこちらを参考にしてください↓↓↓
かなりわかりやすく記しています。
参考になるはずです。
筋肉を理解する

筋肉には働き方が3つあります。
まずここを理解するだけで自分自身がどのタイプの筋肉を最も使っているのかを理解することができます。
次に問題となっている原因がわかれば、解決策が何かを絞っていくことです。
これかなと感じることから試して実行して効果があれば継続していくこと。
効果がなければ別の解決策を試してみることです。
解決策を見つけることができなければ、専門家にチェックして対応してもらうことです。
辛いのに何もせずに我慢してしまえばどんどん疲労が蓄積されていきより複雑化していきます。
朝起きた時にスッキリしたスタートを切れることって意外と難しくて、気分が優れないものです。
最終的に未来をどうしたいのかを明確にすると行動に移せるものです。
筋肉の収縮形態を理解する
筋肉には上の図のような3つのタイプがあります。
①縮める
②キープ
③伸ばされながら耐える
①は筋肉を縮めて関節を動かす動作です。これは疲労しにくいタイプの筋肉の使い方です。
②は関節を固定した状態をキープする筋肉の使い方で、疲労感はないのですがダメージとして蓄積されます。
③耐えながら伸ばされる使い方で最も力発揮しますがダメージが残ります。
肩こりや首の張り感が強い方は②の影響が大きく、知らず知らずと同じ動作で作業を続けていてダメージとして気づいた時に蓄積されるケースが多いです。デスクワークは典型的にこのタイプが多いです。
特に集中力の持続して作業に没頭できる方は疲労しやすい傾向です。
※ちなみに運転のドライバーの腰痛は③の伸ばされなが耐えているケースがとても多く腰に負担がかかってしまうケースです。
筋持久力と耐性と仕事による負荷のバランス
筋肉の使い方としては3つのタイプがあることは理解していただけたかと思います。
もっと詳しく知りたい場合は上記のリンクの肩こりのブログを参考にしてください。
筋肉には瞬間的に大きな力発揮する力、筋肉を長時間働かせる筋持久力、両方の中間的なパワーをある程度発揮させる力があります。
分かりやすく陸上競技で例えると
A.ハイパワー 50m走
B.ミドルパワー 800m走
c.ローパワー マラソン
わかりやすく説明すると上記のような種目別になります。
日常生活や仕事でダメージとして疲労が蓄積するタイプはローパワーの影響が大きいです。
仕事時間8時間程度に対応できる筋持久力がなく、仕事による負担が大きく対応できなく疲労が蓄積してしまうわけです。
自分の影響している問題点を理解する
あなたの仕事はどのタイプの影響が多いと思いますか?
・どの筋肉の収縮タイプを最も活用しているのか
・どのパワーによって影響しているのか
このイメージができると解決策が見えてくるわけです。
自分は細身で筋力が元々弱くて力がない。同じ姿勢の時間が長くてキープしている時間が長いなど自己分析してみてください。
介護職の人なら①の縮めてハイパワーの瞬間的な力を使うことが多いケースもあるかと思います。
このあたりが明確になれば、筋力を強化する必要がある、筋持久力を強化していく必要があるとやるべきトレーニングも異なってきます。
自分の筋肉に対して仕事での負担が増している
買い物した際に袋1つ軽い荷物であれば大した負担ではないですよね。
ところが2リットルのドリンクを2本も買えばかなり重たく負担がかかってきます。
軽い荷物でも長時間持っていると疲れて嫌になってきます。
自分の体の筋肉は何が弱いのか、仕事量や仕事内容に対して負担が大きくなってしまうと疲労は蓄積されてしまいます。
自分の許容範囲 < 仕事内容や仕事量 疲労が溜まってしまう
詩文の許容範囲 > 仕事内容や仕事量 疲労は少なく翌日には回復
このあたりの自己評価をすることでどのように体に対応力を作っていくか耐性を作っていくかが変化するわけです。
・何もしなくても問題なし
・ストレッチや入浴などのセルフケアで解消
・トレーニングで強化して耐性やスタミナの向上
・専門家の治療で改善してリセットする
このような選択肢となっていきます。
解決策として

問題となっている原因がわかれば、解決策となる選択肢を試していくことです。
その中でも優先順位をつけて対応していくことです。
継続できることはとても大切です。
自分自身で対応できない、継続できないことではセルフケアとして成立しません。
とても良いことでも毎日のように継続できるからこそ解決策となります。
やっていることがストレスを感じてしまえば継続できなく辞めてしまいます。
簡単なことからスタートして自分自身のハードルを上げすぎないことが必須です。
問題に対する解決策は何か
例えば一つの例ですが、
・筋肉が固まってしまうのであれば、ちょっとしたタイミングで肩や首を回したりストレッチを簡単にできることを短時間で実行する。
・シャワーだけでなく、入浴して体を温めて血行を良くして老廃物の循環を良くする
・帰宅したら5分だけリラックスして肩周りのストレッチを行う
・自分では解決できないので治療してもらう
・トレーニング指導をしてもらって強化していく
このようなことが解決策の一部になるかと思います。
日々の疲労の蓄積の解消
普段何も行っていないなら改善の余地はあります。
セルフケアとしてストレッチなどできることを試してマッチすれば徐々に負担が軽減して楽になることにつながります。
痛みの原因は疲労からです。
疲労が蓄積することで痛みや怪我につながるケースが圧倒的に多いのです。
一気に解消するには専門家のトリートメントを受けることが最も早く軽減できます。
ただし、任せっきりでは再び元の悪い状態に戻ってしまうので、戻り切る前に再び実施してもらうようにスケジュールを調整することで、軽症のレベルで予防することにつながるわけです。
人は悪くなってからでないと行動しない、悪くなって痛いから対処するというマインドです。
でも悪くなってでは悪化した状態から痛みが軽減したレベルに良くなる程度で回復して調子が良いというレベルではないわけです。
朝起きてスッキリ目覚めて活力ある一日のスタートが切れるか、重だるくて疲れ切った朝を迎えるのでは大きな差となり、それが数年続けば天と地ほどの生活の質の差が生まれます。
動作習慣の問題解決
多くの方は姿勢が悪い、猫背が悪いと思っていますが、決してそんなことはありません。
動作習慣としてよくないのは筋肉の使い方に負担がかかっているのです。
デスクワークなら、もちろんデスクワーク中の姿勢が極端に悪くなってしまえば、一部分の筋肉に③や②のキープしながら耐え続ける筋力を使ってしまうのでダメージとして疲労してしまいます。
負担を一箇所にかけなくして分散させることができればそれだけでも疲労感は異なってきます。
まずは自分の仕事中の姿勢を見つめ直してどう変えると負担が軽減できるかを確認してみましょう。
耐性向上のための強化
ひどい頭痛の根本的な原因は筋肉の張りや過緊張によるケースが多く、頸椎の歪みやズレ、捻れによる血管や神経の圧迫によることが多いものです。
その原因は筋肉の疲労による過緊張によって一部分に負担がかか筋バランスの崩れによって起こっていると考えます。
筋疲労を起こさないようにするには耐性をつけることです。そのためには筋持久力の強化をしていくことが必要となることが多いので、根本的に解決していくには強化のすることまたは環境を変えて負担を軽減させることがポイントとなります。
環境を変えたくても変えられないことの方が多いものです。
仕事を転職することも簡単にはできないし、主婦の場合家事を放棄することもできないわけです。
今まで取り組んでいなかったなら、少しでも取り組んで刺激を与えて変化を実行してみてから判断するのも一つの選択肢となります。
取り組みが未来を変える

現在の辛い頭痛をどう改善していくかです。
辛いまま我慢して時間ばかり過ぎてしまっても果たして良い未来は待っているのか?
一つの基準は朝起きて良い目覚めで活力のあるスタートができるかです。
忙しいや時間がないと言い訳をしても改善することがなく、辛い日々を過ごすことになってしまうものです。
それなら一度少しでもいいので何か変化を起こす取り組みを行動した方が解決に近づけるのではないかと思います。
肩こりや首の張りによる慢性的な頭痛を改善するには
現在は情報社会です。SNSでもどんどん新たな情報が飛び込んできます。
全く違った見解に遭遇することもあって、何がベストなのか選択する方が難しい時代となっています。
その中で自分自身の解決策を見つけ出すことはとても難しい点があります。
上記で紹介した筋肉の働きやタイプでどのような影響をしているのか見つめ直す事がよいかと思います。
それでもなかなかイメージできない場合は専門家に相談することが近道となります。
問題となっている原因を理解する
今起きている頭痛は何が原因で起こっているのかをまずは知ることです。
頭痛がひどいから痛み止めを飲んでその場を凌いでも、それでは根本的な問題の解決にはなっていなく、その場凌ぎの対処方法に過ぎません。
自分の体です。向き合わないと改善していかないです。
原因に対して解決策を実行する
原因がわかればあとは解決策を実行していくことです。
とは言っても解決策もさまざまでいくつも存在します。
楽に継続できることから優先順位をつけて実行して消去していくことです。
何が良い反応をするのかはやってみないと分からないわけです。
分からないから後回しでは辛い状態のままどんどん時間が過ぎて悪化してしまうこともあります。
継続することが最も難しい
良いと思っても継続できなければその方法は不適切となります。
努力する行動を起こすこと、そしてその努力を継続することはとても難しいことです。
スポーツの世界でもセンスや天才と言われる人は必ず努力を継続できる人です。
才能があっても行動を継続できないとトップレベルに上ることはできないし、トップのレベルを維持することもできないわけです。
自分の体には何がベストで、自分の性格で何が継続できるのかを見つけ出すことが必要なのです。
専門家に対応してもらい状態を改善方向へ
それでもどうしたらいいのか分からない、悩んでいる、アドバイスが欲しいというなら専門家に対応してもらうことです。
その専門家がどこに行けばいいのか分からないという方もいるかと思います。
これは人によっても相性があり、実際に受けて自分とのフィーリングが合うか確認して対応してもらうしかない点もあります。
ある人はすごく良かったと良い評判を聞いても、別の方にとってはイマイチだったという方もいます。
人は皆症状が異なり、個性もあり、10人いたら10通りのアプローチがあります。
相性や適応はやはり体験しなければ分からないことはどんな分野でもそうだと考えます。
症状が辛くなる前にメンテナンスする考え
良い専門家と出会えたなら、痛くなったらお願いする、辛くなったから連絡するのではなく、良い状態でのメンテナンスに考え方をシフトすると良いかと思います。
悪くなる前に行うことでダメージを軽減し、さらに悪化する前にメンテナンスすることで長持ちして良い状態で活動できます。
自分の人生、良い状態で活動できたらイキイキとして心身ともに健康が一番です。
健康あっての仕事や生活です。
いかに良い状態を維持していくか、良い状態での生活を取り戻して欲しいです。
このブログ記事が参考になれば幸いです。
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