鹿肉ジビエでプロバスケ選手がセカンドキャリアと社会貢献に挑戦

プロバスケ選手を引退してまでやりたい想い

先日、プロバスケ選手から連絡があり、当院に来院してくださいました。
ベルテックス静岡で活躍していた#16橋本尚明選手です。

来シーズンは移籍するの?と問いかけると実は引退しようと思っているとのこと。

え〜っと驚きました…


今のバスケ界は40歳過ぎても活躍している選手が多く、彼はまだ33歳というベテランの中では若手といえる年代でこれからといっても良い時期とも思っています。

そんな橋本尚明選手の想いに賛同しましたのでブログを書かせてもらいました。

橋本尚明選手の想い

理由を聞くとプロバスケ選手として社会貢献をしたいという思いが年々強くなってきて、何かないかと模索中に鹿肉との出会いがあったとの事でした。

橋本選手とは横浜ビー・コルセアーズで同じチームで活動した経験があり、アグレッシブなディフェンスが武器となっている選手です。

その反面どうしても激しさあまりに怪我も多く、横浜時代にもよく一緒に病院へ行きましたし、自宅へ行ってトリートメントも行っていましたね。

静岡でも怪我で離脱した際にわざわざ栃木県宇都宮市まで治療に私のところに来院してくださりました。

そんなリハビリ期間に鹿肉を食べる機会があって臭みもなくとても美味しいく、体がすんなりと受け入れたそうです。

鹿肉について調べると高タンパク、低脂質、鉄分も多くスーパーフードであることが分かり、よく食べるようになると体の調子も良くなっていったと実感したそうです。

さらに鹿肉について調べていくと鹿が社会問題になっていることが分かりました。

鹿によって農作物の被害や林業にまで被害が拡大していて、特に静岡は鹿の生息が拡大していて大きな被害が問題となっているとの事でした。

鹿肉と鹿の問題を結びつけて社会貢献ができるのではないかと想い、益々その想いが募ったとの事でした。

プロバスケ選手と両立してやれるほど甘い世界ではないと判断して、プロ選手よりも鹿肉を活用してスーパーフードを普及させて、社会問題にも少しでも貢献できるように努め、さらにプロ選手のセカンドキャリアのモデルケースとして導ければと思っていると熱く語ってくれました。

鹿の問題

鹿による農作物被害が増える中、獣害は人と獣の共生が問われる社会課題として位置づけられています。

人口減少と高齢化が進む地域では、担い手やハンター不足が獣害対策を難しくし、地域の暮らしや産業に影響を与えています。

ジビエはこの課題に対する具体的な解決策として注目され、狩猟肉の有効活用を通じて地域の資源を循環させる動きが広がっています。

しかし、鹿肉の味は臭みが強く実際に20%程度しかジビエとして活かすことができていないとの事です。

まだまだ難関な問題がある鹿肉ですが、橋本選手はプロ選手でまだ誰もやっていない分野だからこそチャレンジしたいと行動に移しています。

静岡県ではニホンジカが急増して農作物の被害が拡大しています。
エゾシカは北海道でのみ生息するニホンジカの大型亜種でこちらも増加して北海道でも被害が拡大しているそうです。

参照:鹿の被害としての参考資料

鹿肉の栄養価とジビエの市場可能性

鹿肉は高タンパク・低脂質で、鉄分も豊富に含む食材です。

アスリートや成長期、女性、シニアの健康に寄与するスーパーフードとしてのポテンシャルがあります。

ジビエ料理として鹿肉ソーセージや鹿肉ジャーキーといった加工品は、手軽さと栄養価を両立させ市場拡大の機会を生み出す可能性が高いのかと思っています。

正直、鹿肉の認知はまだまだ一般的ではないと思っています。

日本では牛肉・豚肉・鶏肉が3大精肉でさらにジンギスカンで有名な羊肉や馬刺しの馬肉もあります。
一般の方が鹿肉をチョイスするかと言うと難しい問題が山積みだと思います。

しかし、シカ肉には現代のニーズにマッチしたすごい力を秘めています。

高タンパク質、低脂質、低カロリー、これだけでもアスリートやダイエット至高の方にとってはメリットがあるわけですが、鉄分が多く含まれているので成長期の方や女性の方、シニア層にも良いスーパーフードです。

牛肉と比べてエネルギーは約2分の1、脂質は約4分の1とヘルシーながら、吸収率の高いヘム鉄や、脂肪燃焼をサポートする成分を豊富に含んでおり、ダイエットや筋トレ、貧血予防に最適です。

鉄分は牛肉の4倍以上、ビタミンB群は牛肉の1.6倍と活動する必要なビタミンミネラルも含まれているのです。

鉄分不足による問題

私はこれまでプロバスケチームで20年以上トレーナーとして関わってきました。
現在は宇都宮でミズノ治療院スポーツマッサージとして開業しています。

アスリートから一般の方までたくさんの方が来院してくださっています。

鉄分不足で問題となってしまうケースは様々あります。
その中で私がもっと関わっているケースとしては鉄欠乏性貧血があります。

バスケットボールはジャンプの着地などで足の裏で赤血球が破壊されてしまい、貧血になりやすい競技の一つでもあります。
貧血の影響となるのが鉄分不足です。

鉄分が不足すると血液中のヘモグロビンが減るだけでなく、全身の細胞機能に悪影響が及びます。
全身の酸素供給やエネルギー代謝を低下させ、疲労感、めまい、集中力の低下を引き起こします。

進行すると鉄欠乏性貧血に至るため、日頃からの食事の工夫や、自身の状態を把握することが重要となります。

  • 身体の不調: 疲れやすい、動悸、息切れ、頭痛、冷え性。
  • メンタル・睡眠: イライラ、抑うつ気分、睡眠の質の低下(脚の不快感など)。
  • 皮膚・粘膜: 爪が割れやすい・反り返る、口内炎、抜け毛。


鉄分にもヘム鉄と非ヘム鉄があり、さらに食事時にお茶などに含まれているタンニンは鉄の吸収を阻害してしまうので摂取するタイミングなどもとても難しい点があります。

そもそも貯蔵鉄(フェリチン)が不足している状態もあり、女性は月経による鉄分損失もあるので意識して摂取しなければならないこともあります。

このような観点からも鉄分が多量に含まれる鹿肉は効率よく補給できる利点があります。

食肉としてまず1度食べてほしい

参照画像:橋本尚明

橋本選手が当院に来てくれた際に鹿肉ソーセージと鹿肉ジャーキーの試食を持ってきてくださいました。

私は過去にモンゴルのプロバスケチームで2年弱活動していた経験があります。
モンゴルの主食は羊肉なんですが、これが私の口には全く合わずで獣臭が強く今でも羊肉はトラウマ状態です。

でもモンゴルでは冠婚葬祭など招待されると羊肉が常に出てくるので修行と思い食べてはコーラで口を消毒するイメージで口後残さないようにしていましたね笑

だから獣臭が少しでもあると正直食べられない欠点があります。

鹿肉ジャーキー

参照画像:橋本尚明

鹿肉ジャーキーを食べると全く臭みがなく、癖もなくとても良い感じです。
ビーフジャーキーはたまに食べると正直とてもしょっぱくて食べられないレベルなんです。

高血圧気味なので塩分控える食生活をしていると結構しょっぱく感じてしまいます。

ですが鹿肉ジャーキーはしょっぱさがなく私のような塩分控えている方にも良いのだなと直感で思いました。

鹿肉ソーセージ

一般の方がジンギスカン食べてあの店は臭みないから大丈夫と言われて、チャレンジしたことがありましたが個人の感覚は異なるものです。
私にとってはちょっとの臭みが敏感でダメなんです。

モンゴルで生活したことで味覚がさらに敏感となってしまっています。

そんな中で試食で頂いた鹿肉ソーセージを妻に焼いてもらい恐る恐る食べてみましたが、これが全く臭みなく普通に美味しくいただくことができました。

カレーに入れたり、チーズを乗せて食べやすくカットしても美味しくいただけると思います。

正直この製造技術はすごいと思います。

今後様々な食材として普及していく予感とそうなってほしいと願っています。
ローストやステーキ、焼肉、ハンバーグ、煮込みなどの商品化してスライスしてソースと絡めると美味しいのかなと思いました。

アスリート・スポーツ層へのアプローチ

高タンパク・低脂質の特性を前面に出し、トレーニング後の回復食品としての提案ができます。

栄養バランスと吸収の速さ、競技別の減量、増量などにも活用できるのだと思います。

具体例として、ウエイトリフティングやボディビルダーなどの競技のトレーニングには適切なタンパク質となりよいはずです。
バスケットボールなど球技系でも激しい練習後にも良いし、補食としても活用できると思っています。

スポーツ選手はその競技や時期によって体脂肪率をコントロールして大会や試合に望むことがあります。
満腹にしてもダメ、空腹にしてもダメ、食事回数も通常の3回ではなく、こまめに摂取しなければならない点や練習直後に摂取しなければならないことがあります。

そんな時に高タンパク、低脂質、低カロリーは大きな武器になるはずです。

成長期・女性・シニア層へ

鉄分とビタミン群の補給を強調し、成長期の子どもや女性の健康支援やシニア層の体重管理にも適していると思います。

成長期では貧血になりやすく、鉄分を意識して摂取しなければならない点があります。

特に競技でもスタミナに影響しますので大切な栄養素となります。

鉄分はレバーなどに多く含まれていますが、レバーが苦手という方も多いのかと感じていますので困っている方にとって良い代替品になるかと思います。

また女性は月経があるので鉄分をしっかりと摂取する必要があります。

特に過度なダイエットや偏食によってそもそも鉄貯蔵ができていなく問題となってしまうケースもあります。

鉄分が不足すると疲労しやすく、イライラしやすく、爪にも影響して抜け毛も増えてくると言われているので注意が必要です。

女性では男性よりも鉄不足となりやすく、成長期、妊娠中、授乳期では多くの鉄を使用するので意識して摂取する必要があり鹿肉はもってこいの食材といえます。

シニア層でもやはり必要な鉄分は造血として血液を作る働きがあります。
造血と血流がよければ健康となり新陳代謝も向上できます。

鉄は主に十二指腸で吸収されます。
十二指腸の働きを良くして吸収率を高めるには胃酸の分泌を抑えて消化酵素の混ざりをスムーズにすることなので暴飲暴食、喫煙等を控えて粘膜への負担を軽減しましょう。

鹿肉ジャーキーはいつでもどこでも手軽に食べられる人気商品になりそうですが、今後その他の商品も開発してほしいと願っています。

実用的なレシピとして、朝食にパン、目玉焼き、鹿肉ソーセージ、ヨーグルト、果物などあればとてもバランスの良い朝食となり、仕事や学校での活力につながります。

橋本尚明選手との思い出として

B1リーグ2019-2020シーズンを横浜ビー・コルセアーズで同じチームとして活動させていただきました。

橋本選手は初めは人見知りが激しく、全く絡んでもらえなかった印象でしたね笑。
怪我で一緒に病院へ行くことがあり、それからリハビリも一緒に行って行くうちに信頼してもらえたのかなと記憶にあります。

とにかく痛くても無理して頑張るタイプなので、0か100かという感じでした。
だから予告なくいつも大丈夫ですと言うだけで突然壊れるタイプで、こちらはそうさせない為にケアを行うわけです。

息子さんの怪我から自宅に行ってケアもするようになって家族の対応もさせてもらってました。

1年間しか同じチームで活動できなかったのですが、その後も何かあると連絡をくれて怪我に関するアドバイスをさせていただいていました。

最も印象に残っているのがB2で橋本選手が福島ファイヤーボンズ、私は仙台89ERSでプレイオフの初戦で対戦することとなり、GAME3までもつれて仙台がなんとか勝つことができましたが、ロッカールームの前で号泣していたのが今でも鮮明に覚えています。

常に真剣に向き合って取り組んでいる姿は私自身多くのことを学ばせてもらいました。

セカンドキャリアとして

私も長年プロバスケチームの専属で20年以上活動していましたが、学生や別チームのプロ選手から怪我に関してよく相談を受けていました。

プロチームでは特定の選手しか対応ができないのでもっと多くの方のサポートが社会貢献できるのではと考えて、1年前にプロチームでの活動を卒業して治療院を開業するとセカンドキャリアに挑戦しておよそ1年が経ちました。

まだまだですが、新たなチャレンジはとてもエネルギーが入り、うまくいかない事の方が多く、苦労が絶えなかった1年でしたが、とても充実した日々を過ごすことができ、多くの方々の役に立てていると実感もできています。

今回、橋本選手もまだまだ現役でやっていけるのにセカンドキャリアとして始動すると言うことで、自分と同じ境遇だと感じてより応援したいという想いから今回ブログを書くこととくらいしかできないので今回このような形で応援させていただきました。

先日、宇都宮市の繁華街でも熊が出没して捕獲までの3日間小中学校が休校となっています。
静岡県でも鹿による被害が多いと聞いて、橋本選手らしい社会貢献に力を入れていく方法であり、ジビエとして臭みの処理をし調理して商品化できる素晴らしいアイデアだと思っています。

今後の新天地での活躍を応援していますし、今後プロ選手の新たなチャレンジとしての参考となり、道標となる活動を応援させていただければと思っています。

クラウドファンディング実施

橋本選手は今回、クラウドファンディングに登録して商品の販売も兼ねて多くの方に鹿肉を体験してもらい、ジビエの可能性を実感してもらいたいという想いだと感じています。
そんなプロバスケ選手から新たな挑戦の第一歩として目標に向かって進んでほしいと願っています。

すでに自己投資してたくさんのサンプル食を私自身も実際に試食させていただきました。
先行販売価格としてさらにお求めやすくなっていますのでぜひ応援していただければと思っています。

クラウドファンディング

橋本尚明note

橋本尚明Instagram

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