バスケットボールは速い攻守の展開や身体接触があり怪我はつきものな競技特性があります。
プロ選手だけでなく、学生でも非常に怪我が起こりやすい競技特性があります。
・相手の動きに対し瞬時に反応しなければならない
・スプリントからリードパスなど無理な体勢
・長時間の強度の高い練習や試合の積み重ね
・動作習慣の癖による偏った使い方による障害
・身体接触や着地でのアクシデント
・成長期に起こるバスケ特有のスポーツ障害
などさまざまな要因で怪我が発生してしまいます。
アクシデントは仕方がない事ですが、予防スキルを知っているか知らないかで違いが出ます。
重症となるアクシデントでも予防スキルを取り組むことで軽症で抑えることも可能です。
体の使い方や動作習慣によって一箇所に過度に負担が集中する事で障害につながります。
このようなケースは起こるべくして発生してしまった怪我となるわけです。
プロバスケBリーグでも10月にシーズン開幕します。
昨シーズンは宇都宮ブレックスがチャンピオンになりました。
試合日程も年間レギュラーシーズンで60試合をホーム&アウェイで水/土/日をメインとして戦います。
さらにプレーオフに出場してもう一段ギアが上がってチャンピオンシップを戦っていきます。
アリーナも満席状態となり、ファンと共にコートで選手、コーチ、スタッフ、関係者も熱くなる日本のバスケも見どころ満載です。
私はこれまで20年以上プロバスケのクラブでユースチームからトップチームまで長年トレーナーとして関わってきました。
現在はブレックスの拠点でもある栃木県宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージを開業しています。
B.leagueの公式のサイトでも発表がよくありますが、選手が怪我で離脱する情報がとても多く、最新ニュースにもなっています。
特に外国籍選手の離脱は順位や契約にも影響しますので注目です。
今回はプロ選手が怪我をした際に手術になってしまうケースやバスケで起こりやすい怪我などを紹介いたします。
バスケで起こりやすい怪我

バスケットボールでも年代によって起こりやすい怪我があります。
さらにバスケットボール競技でも起こりやすい怪我もあります。
突き指
最も多い怪我として全世代で多いのが突き指です。
特に小学生は最も多い怪我です。
指にも各関節の横には靱帯がありサポートしていますが、
・ボールのキャッチや手を叩かれたりする事
・急にボールの軌道が変わる事
で突き指してしまい、指が腫れてしまいます。
少しよくなればテーピングを巻いて競技復帰できますが、1度目の受傷と同じように再び2度目の突き指をしてしまうこともよくあります。
完治しなくてもプレイできてしまう分、痛みが取れにくい点があります。
特に親指は日常生活でもよく使うので治りにくい点があります。
足関節捻挫
足首はバスケットボールで2番目に多い怪我です。
小学生から大人でも大変多いケガです。
捻挫をして診断で骨折がないと高校生では完治せずに試合出場など練習も含めてなかなか休めないこともポイントとなります。
少し痛みがある位だとテーピングやサポーターによって無理してもできてしまう事もあります。
大会や試合では仕方がないですが、リハビリをしっかり行わずに後遺症が残り、繰り返している選手も多いです。
プロ選手では後遺症となって手術するケースも大変多い怪我です。
足関節捻挫に関してはこちらを参考に↓
オスグッド
成長期の小学3年、4年、5年、6年生あたりで脛の脛骨(けいこつ)が隆起して痛みが長期間持続する成長痛です。
成長痛なので、競技しながら対応していく必要があります。
アイシングやストレッチなどのセルフケアは必要で強い痛みの際は休むことも必要です。
脛骨が隆起することは仕方がない点ですが、剥離したりかけてしまうと後遺症となってしまいます。
実際にプロ選手でも歳を重ねても痛みがありキャリアに影響しています。
小学生は医学知識や経験値もないので、保護者が常に体の変化を確認して記録しておく事も必要です。
オスグッドに関してはこちらを参考に↓
前十字靭帯損傷
バスケットボールでも最も重要で肝となるのが前十字靭帯で負傷すると記事やニュースにもなる怪我です。
ストップや切り返しなどこの靱帯が機能しているから反応できる役割があります。
前十字靭帯を損傷してしまうと手術必須となります。
怪我の状況によって複合損傷もあるので復帰時期は未定となることもプロ選手でもあります。
一般的に前十字靭帯損傷だけでは6ヶ月程度で競技復帰に成功しているケースもありますが、8ヶ月程度や10ヶ月かけて万全で復帰するというケースも医師などによっても異なります。
右か左かで選手の軸足によっても影響していく事もあります。
前十字靭帯損傷するとメンタルも疲弊します↓
シンスプリント
脛(すね)の骨の骨膜炎がシンスプリントです。
走る、跳ぶなどの動作を繰り返して行うことで筋肉によって牽引力が骨にかかり骨膜が腫れてしまい痛みが出てきます。
1つ問題なのが、さらに症状が悪化すると骨自体に問題が起こり疲労骨折となってしまいます。
シンスプリントなら1週間程度休めば回復する可能性はありますが、疲労骨折になると1-3ヶ月程度離脱してしまいます。
休ませるタイミングや判断はとても重要となります。
シンスプリントに関する詳細記事はこちら↓
バスケで手術になる怪我

手術をしなければならない怪我と手術した方が確実に早期復帰できる怪我もあります。
手術はしたくないと悪い印象もあるかもしれませんが、今後安全に確実に早期に復帰するためには手術した方が良いケースがあります。
【手指】マレットフィンガー
指の第一関節で指を動かす筋肉が腱となり骨についている部分があります。
この付着部分が剥離骨折してしまうケースをマレットフィンガーと言います。
指が動かなくなる後遺症が起こってしまうので手術する必要があります。
関節の動きを獲得しなければならないので必須となる怪我です。
【手指】舟状骨骨折
親指側と手首に舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨があります。
親指を反らせると腱の間に溝ができますがその奥にある骨です。
手を強くついてしまうことで骨折してしまうことがあります。
ここが骨折してしまうと親指はよく使うことで骨がつきにくい偽関節となってしまいます。
そのため後遺症となってしまい後々問題となるので手術が必要となります。
【肩】反復性肩関節脱臼
肩関節が脱臼してしまうと肩の軟骨の土手役の関節唇(かんせつしん)が損傷してしまい、外れやすくなってしまいます。
コンタクトスポーツなのでどうしても肩を痛めやすく、何度も繰り返すとコンタクト恐怖症となってしまい、接触を避けるようになります。
このような状況ですと戦力としては厳しく手術する必要があります。
プロバスケ選手でも肩関節脱臼で手術する選手は大変多くなっています。
【膝】前十字靭帯損傷
前十字靭帯損傷は手術が必須です。
前十字靭帯の役割は膝関節が前後に動くことや回転に制限をかけて安定させる役割です。
靱帯が機能しないと膝崩れを起こしてしまいます。
その際に半月板や軟骨に負担がかかり膝の変形も進行しやすく、複合的な後遺症になってしまいます。
恐怖心の残ってしまうので、手術しないでプレイするにはリスクが生じます。
学生の場合は大会などで将来も左右される点や学校生活もあるので手術するタイミングも影響します。
【膝】半月板損傷
半月板にも損傷の仕方によって状況が異なります。
軽症であれば手術しなくても対応可能ですが、損傷の仕方によって引っ掛かりやロッキングをしてプレイに影響します。
問題なのは関節部の軟骨に負担がかかってしまい、後遺症や悪化していくことも十分あります。
プレイで問題があり満足いくプレイができないなら手術が必要となります。
【膝】膝蓋軟骨軟化症
NBA選手などトップ選手が引退に追いやられてしまうのが膝蓋軟骨軟化症(しつがいなんこつなんかしょう)です。
お皿の膝蓋骨の裏側にある軟骨が損傷してしまうと大きなダメージとなります。
膝のお皿の軟骨が剥離して遊離体となってさらに傷つけてしまいます。
ある特定の膝の角度で脱力して力が入らないことや膝が腫れて痛みが夜間痛となって起こったりもします。
この怪我は完治が難しく、選手のパフォーマンスを低下させてしまい、精神的にも追いやられる怪我となってしまいます。
手術してよくなるケースとなかなか改善しないケースもあるので難しいケースがあります。
膝蓋軟骨損傷に関する記事↓
【足】ジョーンズ骨折

足の小指の付け根の骨が骨折してしまうケースをジョーンズ骨折と言います。
短腓骨筋(たんひこつきん)という筋肉が付いている影響で日常生活で歩くだけでも骨が牽引されます。
その影響で通常に固定しても骨がつきにくく、再発してしまう怪我のため手術をすべき怪我です。
保存でも対応はできますが、痛みが軽減すると動きたくなってしまうのが人の心理です。
骨がつきかけた時に動くことで骨が付かなくなってしまうのです。
だから手術をした方が確実でさらに早期復帰できる利点が多い怪我です。
【足】アキレス腱断裂
アキレス腱断裂も保存と手術の選択がありますが競技するなら手術がベストです。
手術した方が強度が出てその後の痛みも出にくい傾向です。
アキレス腱はいずれにしても固定してしっかりとついたらギプスを外して、固まった関節の可動域を元に戻すリハビリがとても重要となります。
アキレス腱の手術後の対応の記事↓
症状で手術か保存か判断する

同じ診断名でも症状やケースによって保存と手術の選択肢があります。
重症な症状では手術の選択となりますが、軽症で痛みはありながらもプレイできる状況であれば保存で様子を見ていく事もあります。
プレイして悪化することももちろんあり、リスクもありますが、問題が大きくなったら手術するという考えもシーンとしては十分あるわけです。
【膝】半月板損傷
最も難しいのが半月板損傷です。
半月板の損傷で明らかにロッキングで動かなければ即手術となりますが、軽症で少し傷が入った程度では保存で対応することも一般的です。
この辺りは医師もMRIや徒手検査で確認しますが、実際にプレイして問題があるなら手術、大丈夫なら保存と判断せざるを得ないわけです。
実際にMRIの画像で軽症と思っても重症であったり、重症と思っても軽症だったりと内視鏡で直接確認しないとわからない事もあります。
ただし保存でも今後さらに悪化することは十分あるのでリスクは伴うことは理解しなければなりません。
【腰】腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアの場合は手術か保存かでとても分かれます。
ヘルニアの手術でも内視鏡で簡単に行うことができますが、バスケットボールのような激しいスポーツを継続するなら切開してしっかりと対応しないと再び症状が再発します。
ヘルニアでも程度があるので問題なくプレイしている選手もいますし、神経症状が強いと全く行えなくなってしまいます。
この辺りが手術の実施するかのタイミングもなります。
保存療法でずっと対応していくと神経が侵食されるので、実際に手術しても神経症状が残存することは可能性があります。
実施するなら早期に対応したほうが後遺症としては防ぎやすいかと思います。
手術のタイミング

学生の場合や社会人でもスケジュールによっても手術するタイミングが異なってきます。
さらに病院の手術や入院の空き状況によっても時期がずれ込む事もあります。
プロチームではチームドクターが必ずいるのでこの辺りの日程調整は緊急枠などで対応してもらえる場合が多いかと思いますが、専門医の日程などもあるので難しい点でもありますので、早めに決断して計画すべきだと思います。
中学生での怪我
ジュニアの場合、手術する部位によっても成長期による影響が考慮しなければならない事もあるので手術したくても行えないケースもあります。
中学生は高校生のように公式戦の大会が頻発していないので時期によって対応可能かと思います。
高校生での怪我
高校生の場合は全国区になればなるほど公式戦が多くなり、タイミングが難しくなるかと思います。
進路にも影響する可能性もあるので、本人、家族、コーチなど相談して手術の判断と日程の確定をしなければなりません。
オンシーズンとオフシーズン
大学生になるとオンシーズンとオフシーズンがはっきりしてくるので手術するタイミングもやりやすくなります。
プロ選手もその後のキャリアを配慮してチームから離脱しても早期対応がベストだと思います。
問題なのは高校生になるかと思います。
予選に出場して全国に出場してなどレベルによっても最大目標も異なりますし、その後の進路やキャリアにも影響しやすい年代です。
もちろん一番は本人の意思を尊重すべきですが、まだ医学知識や経験値も少なく判断する事自体が悩ましい事もあります。
納得して、タイミングをみて手術する前提での試合出場などチームとして十分戦力になる状況ですとテーピングを装着して無理しなければならないことは十分あるのかと考えます。
バスケットボール、他競技での怪我対応

現在栃木県宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージを開業しています。
長年スポーツの現場で活動して得た知識と経験を技術と合わせてスポーツ選手の対応をしています。
バスケットボールは特に専門領域ですが、その他のスポーツ障害も対応しています。
栃木県以外の都道府県から学生からプロ選手、一般の方、シニアの方など来院してくれています。
筋肉と関節の対応は得意
筋肉系の怪我や関節の問題に対してのアプローチが得意です。
怪我の大元は疲労の蓄積が大きく影響しています。
筋肉が疲労すると硬く縮んでしまい関節のゆとりがなくなってしまいます。
ちょっとした衝撃でもダメージを受けやすい状態となってしまうのです。
そのため筋肉と関節のゆとりを作ってキープすることがアクシデントが発生しても軽症で済ませられる事もあります。
筋肉は筋膜に包まれています。
筋膜が縮むことで筋肉の動きが悪くなり、違和感や痛みを引き起こします。
さらに悪化すると癒着していき、その影響で可動域が悪くなり、ダメージも受けやすく障害にも発展します。
お悩みがあれば連絡してください

ちょっとしたことでも先延ばしにすると悪化してしまうことにつながりますので、何かお悩みや問題があれば電話でも対応しますのでまずはお問い合わせください。
ミズノ治療院スポーツマッサージ
栃木県宇都宮市中今泉3-9-1 CASA NAKAHARA 2階H
電話 028 ( 688 ) 7270
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