手首の痛みにもいろいろありますが今回紹介するのは小指側に痛みが出るケースを紹介します。
手首を痛めるとかなり長引いてしまう傾向です。
手をついたりチェストパスで激痛となったりします。
私は現在宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージを開業しています。
2025年6月までは20年以上プロバスケチームに専属のアスレティックトレーナーとして活動し的した。
手首を痛めてしまうケースはバスケットボールでも良くあります。
バスケでのプレイ時に手を強くついてしまったケースでも発症してしまいます。
手を強くつく事で小学生だと前腕の骨折が起こりやすいので要注意です。
また親指側の手首の場合は舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨があり手をついて骨折すると手術となってしまうケースもあります。
手首は痛めると長引いてしまいます。
今回はいろいろある中でも小指側にある軟骨の損傷に関して記していきます。
【結論】
・三角繊維軟骨複合体(TFCC)を痛めると長引く
・バスケはパスやシュートで手首を多用する競技
・身体接触で手を叩かれることも多い為痛みが軽減しない
・ベンチプレスなどのトレーニング時に過負荷で痛めてしまうケースも多い
・尺骨(しゃくこつ)の靭帯がゆるくなり軟骨に負担がかかって痛みが増してしまう
・痛みを軽減させるにはテーピングなどで固定して安定感を出していき負担軽減させる必要がある
三角繊維軟骨複合体(TFCC)とは

手首の小指側にはポコッと盛り上がった骨があります。その先の手首には軟骨があります。
その軟骨を痛めてしまう事がよくあります。
三角繊維軟骨は手首にかかる衝撃を抑える働きがあり、手首を回す動作のスムーズさを出す役割としてもとても重要です。
靭帯・軟骨・腱を総合した名称として三角繊維軟骨複合体というふうに言います。
よくTFCCと言いますが (Triangular Fibrocartilage Complex)の頭文字です。
バスケで痛める原因

バスケットボールで手首を痛めるシーンとして最も多いのは床に手をついてしまって痛めてしまうケースが多いです。
TFCCは小指側にあるので軟骨の動きがあることで小指側に手首を倒す事が可能となっています。
その分痛めやすい特徴もあって、動いてしまう分一度痛めると長引いてしまう怪我でもあります。
バスケットボールの選手はもう一つ痛めてしまうシーンがあります。
トレーニング時に重量を増加したりしていく事で痛めてしまうケースがあります。
ベンチプレスなどのシャフトを持ち上げる際に手関節に圧がかかって痛めるケースが多く、トレーニングをする際は手首にテーピングをしたりリストバンドなどで手首に負担がかかりすぎないよう配慮をする必要があります。
バスケ時の影響

手首はあらゆる方向へ動かす事ができます。
TFCCは特にシュート時よりもチェストパスのように手関節を捻るような3次元の動作によって痛みが出やすい傾向があります。
手首を構成する前腕には橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)と2本の骨から構成されています。
TFCCを痛めた際にこの2本の骨を繋いでいる靭帯にも影響して、骨の動きが過剰になってしまうことによってTFCCに対する摩擦の負荷が増加してしまう事も影響して炎症が増してしまう場合もあります。
対応策

痛めてしまった場合、練習を休んで負担をかけないことがベストチョイスですが、なかなかそうもいかないのが競技です。
やりながら回復させていくことが現場では求められる事が多いです。
テーピングやサポーターで手首の動揺性を減少させて摩擦のストレスを軽減していくことが必要となります。
トレーニングでは手首に負荷をかけすぎることは避けて、手首をサポートして対応していきましょう。
特に橈骨と尺骨を繋いでいる靭帯が緩くなると、上写真のように尺骨の先端の突起部分が盛り上がって誘導性が増大してしまいます。
動くことで軟骨部への摩擦による負担が増大するので回復しにくい傾向となってしまいます。
手首を固定して動きを抑えることが回復へのポイントとなります。
テーピング

テーピングにもさまざまな巻き方があります。
今回は最もオーソドックスな巻き方を紹介いたします。
【使用テープ】
伸縮ハード50mm
(手できれないの伸びるテープ)
①手の甲から小指に向かって貼る。手はグーにして力を入れておく。
その際に突起の上を通り締めるように圧をかける。ただし締めすぎると血流が止まるので注意
②テープをズラして突起の上は締めるように圧をかけて巻く。
2-3周テーピングを巻いて手首のフィット感など確認しながら巻く
③テーピングを手の甲側で切ってテープの端を粘着面に入れて粘着面同士を付けるとテーピングは剥がれなくなる。
症例

【バスケの際にチェストバスで激痛が走ってしまい力発揮できないケース】
手首の痛みがどんどん増加していって最終的に腫れが出てチェストパスができなくなってしまったケースです。
ドリブルやシュートでは痛みはなく、チェストパスにて手首のスナップを使う際に痛みが強く出てしまい、パスができなくなってしまった。
尺骨の誘導性がかなりあってテーピングで固定しても良い状態の時と痛みが増加するケースもある。
損傷した軟骨の影響と腫れたことで水腫による圧もあり痛みがどんどん増加していった。
最終的に競技を休んで使わなくして対応する。
シーズンが終わって休める際に外科的対応としてPRPを実施する。
PRP実施後は激痛となり車の運転も数日できないレベルの痛みとなった。
2週間程度して少しづ痛みも軽減して1ヶ月程度手首に負担がかからなくなってかなり軽減した。
その後は日常でも負担をかけないように気遣いし、負担軽減していったことで回復していった。
連日負荷がかかると痛みが出てくるので仕方がない点はあるが問題なくプレイできるレベルに回復した。
PRPとは
PRP(多血小板血漿:Platelet-Rich Plasma)とは、患者自身の血液から血小板を濃縮して作られた血漿製剤のことで、傷ついた組織の修復を促進する「成長因子」が豊富に含まれています。このPRPを患部に注射することで、本来持っている自己治癒力や組織再生能力を引き出し、痛みや損傷の改善を促す再生医療の一種で、関節症や腱の痛みなどに用いられます
引用:Google AI
まとめ
【まとめ】
・三角繊維軟骨複合体(TFCC)を痛めると長引く
・バスケはパスやシュートで手首を多用する競技
・身体接触で手を叩かれることも多い為痛みが軽減しない
・ベンチプレスなどのトレーニング時に過負荷で痛めてしまうケースも多い
・尺骨(しゃくこつ)の靭帯がゆるくなり軟骨に負担がかかって痛みが増してしまう
・痛みを軽減させるにはテーピングなどで固定して安定感を出していき負担軽減させる必要がある
バスケットボールでは手首をよく使う競技です。
TFCCを痛めると練習は休めないものの、使うことでなかなか改善しない怪我です。
どこかのタイミングでしっかりと休んで負荷を減らすことは必要となります。
PRPはかなりの激痛となりますが、有効な手段であると認識しています。
ただし、実施後1週間程度は使わない方が効果が得られるとイメージしています。
計画して実施することでより良い状態となるのでチーム状況や仕事状況に配慮して行うことが必要となります。
ミズノ治療院スポーツマッサージ

栃木県宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージを開業しています。
バスケットボールの選手がたくさん来院してくださっています。
バスケ以外の競技の方も来院してくださっています。
選手を怪我で引退を決断させないをモットーに日々最善のサポートを心がけています。
何かありましたらご連絡ください。



