ミズノ治療院_グロインペイン

グロインペイン症候群|バスケットボール選手を悩ます股関節鼠径部痛

グロインペイン症候群:バスケットボール選手を悩ます股関節・鼠径部痛症候群

サッカー選手のキック動作での内側・外側の使い分けやキック時のインパクト、ステップワークなどで痛める報告の多い症状であるグローインペイン症候群ですがバスケットボール選手に多く発生しているスポーツ障害でもあります。

バスケットボールは、ランニング、急なストップ、ダッシュ、方向転換、そしてジャンプが繰り返されるため、股関節に極めて高い負荷をかける激しいスポーツです。

こうした爆発的な動作は、股関節の付け根、つまり鼠径部(そけいぶ)に大きな負担をかけます。
特に、内転筋群や股関節周囲の筋肉が絶えず収縮と伸ばされる繰り返しを強いられます。

もしあなたが、その股関節の痛みに悩まされているバスケットボール選手であれば、それは「グロインペイン症候群(GIPS)」かもしれません。
これは、鼠径部痛症候群とも呼ばれる痛みがなかなか引かないスポーツ傷害です。

私は今までバスケットボールの専属としてプロチームでも20年以上活動してきました。
さらに中学生、高校生や大学生にも長年にわたり関わってきた経験があります。
現在は栃木県宇都宮市でミズノ治療院スポーツマッサージとして開業しています。

グローインペインは成長期にある高校生アスリート思春期のアスリートが発症しやすいことが知られています。
さらにプロ選手など競技としての強度と頻度の高い方にも起こっています。

今回はグローインペインに関して記していきます。

【結論】
・股関節は多方向へ動くため一度痛めると治りにくい症状であり、複合化しやすい
・内転筋群の柔軟性の確保と股関節周囲の強化で負担を一箇所にかけないように改善する
・筋肉だけでなく筋膜の癒着によって深層の問題が起こっているケースもある
・かばって競技を続けることで複合化して痛みの根源に辿り着くまでに時間もかかってしまう
・専門家に対応してもらう事が競技復帰の近道

バスケ選手が抱える股関節痛(グロインペイン症候群)とは?

ミズノ治療院_グロインペイン

グロインペイン症候群は、単なる筋肉痛ではなく、股関節周辺の複数の組織が複雑に炎症を起こしている状態です。
特に、病的新生血管(異常な血管)が痛みの原因となっているケースも近年注目されています。

繰り返し筋肉が活動することによってオーバーユースとなって炎症が起こります。
炎症が強くなると毛細血管が増殖してしまい、痛みに対しても過敏になり、さらに癒着しやすくなってしまいます。
特に筋肉を包んでいる筋膜の炎症によって膜が硬く縮まってしまい、さらに筋膜同士の癒着が起こってきます。

股関節はあらゆる方向に動く事でさまざまな部位や筋肉の影響が起こり、単一の筋肉の問題でなく、複数の問題となって現れるので症候群として記されるわけです。

痛みをかばって活動する事で別の部位に負担がかかって複合かしているケースがあり、1つ1つ問題となっている原因を解き進めるのに時間がかかってしまうケースが多い点があります。

慢性的な足の股関節の痛みに悩む選手にとって、早期の診断と適切な治療、そして傷害予防のための内転筋群の柔軟性確保や体幹強化が極めて重要になります。

本記事では、バスケットボール選手特有のグロインペイン症候群の原因から、対応方法、再発を防ぐためのリコンディショニングについて、専門的な視点から徹底解説します。

Podcast

ミズノ治療院_バスケ選手の股関節痛で悩むグロインペイン症候群

グローインペイン症候群(GIPS)とは:バスケ選手特有のリスク

ミズノ治療院_鼠径部痛症候群

グローインペイン症候群(鼠径部痛症候群)とは、股関節周囲に発生する慢性的な痛みの総称です。
これはバスケットボール選手にとって、深刻なスポーツ障害の一つです。

一度発症すると治りにくく、長期間にわたり股関節痛に悩まされ、練習や試合への復帰が困難になるケースもあります。

バスケットボールで股関節痛が発生するメカニズム

バスケットボールでは、急激なカッティング動作や方向転換が頻繁に行われます。
この動作は、体幹と下肢をつなぐ内転筋群や腹筋群、腰の腸腰筋に対し、強いねじれと負荷をかけます。

特に成長期にある高校生アスリート10代のアスリートは、骨や筋肉のバランスなどが不安定なため、発症リスクが非常に高い状態です。

繰り返される過度なストレスが、股関節周辺の筋肉、腱、そして恥骨部に微細な損傷を引き起こします。
これが慢性化することで、グローインペイン症候群へと発展するのです。

典型的な症状と鑑別すべき疾患

GIPSの典型的な症状は、鼠径部や恥骨部の痛みです。
走る、ステップを踏む、体幹をひねる動作で痛みが強くなります。

安静にすれば痛みが和らぎますが、練習を再開するとすぐに痛みがぶり返すのが特徴です。
休んで良くなるケースとよくならないケースがあり、筋膜の癒着が起こってしまうと休んでもよくならず、練習を再開すると再び痛みが出てしまうケースとなります。

正確な診断の重要性

この鼠径部の痛みは、他の深刻な疾患と間違われやすい点に注意が必要です。
例えば、恥骨結合炎恥骨疲労骨折、さらには重度の場合は変形性股関節症(股関節の痛み)と診断されるケースもあります。

適切な治療を受けるためには、整形外科医による画像検査など正確な診断も必要となります。

GIPSと体の使い方・アライメント

多くのスポーツ障害は、単なるオーバーユースだけでなく、体の使い方やアライメント(骨格の配置)の異常が関わっています。

例えば、脊椎側弯症など、一見股関節と関係ない問題が、内転筋への負担を増やし、GIPSの原因となっていることも少なくありません。

競技中の体の使い方や重心など一箇所に負担がかかりすぎているケースもよくあります。
特に疲労が蓄積してくるとその兆候が強くなり筋バランスが崩れることで痛みや違和感、関節の捻れなど障害に発展していくわけです。

競技復帰のための計画的リコンディショニング

バスケ_内転筋ストレッチ

痛みから解放されたとしても、バスケットボール特有の激しい動作にすぐに戻ると、グロインペイン症候群(GIPS)は高確率で再発します。

股関節痛を克服し、安全に競技へ復帰するためには、計画的なリコンディショニング(Reconditioning)が不可欠です。

GIPS再発予防の鍵: 内転筋の柔軟性と体幹強化

グロインペイン症候群の再発を防ぐには、「内転筋群の柔軟性の確保」と「体幹および股関節周囲筋の強化」が最も重要視されます。

特に筋膜の癒着が起こってしまっている場合は、その部位に対するアプローチが必要となります。

特にバスケットボール選手は、急激なカット動作により股関節内側の筋肉(内転筋群)が硬くなりやすいため、入念なストレッチングが欠かせません。

また、体幹(コア)が不安定だと、股関節に過度な負担がかかります。
そのため、腹筋や臀筋を含むコア強化が、傷害予防のための必須の課題となります。

競技復帰に向けたリコンディショニングの主要要素は以下の通りです。

専門家による指導

ミズノ治療院_グロインペイン_ストレッチ

自己判断で強度を上げて競技復帰を目指すのは非常に危険です。
グロインペイン症候群を完全に克服するためには、専門家の指導が不可欠です。

理学療法士スポーツトレーナーなどあなたの身体の動きの癖や、負担の少ないスポーツ動作の改善に焦点を当てた個別メニューを作成してくれる対応をしてくれるところを受診したいものです。

痛みのない範囲で徐々に運動強度を上げることが、安全かつ早期の競技復帰、そして長期的な傷害予防につながります。

股関節痛(GIPS)を克服する:治療選択肢の全貌

ミズノ治療院_グロインペイン症候群

グロインペイン症候群(GIPS)の治療は、単に安静にするだけでは終わりません。
特に、高校生アスリートバスケットボール選手の場合、競技レベルが高く、再発リスクも高いため、病状や慢性化の度合いによって適切な治療戦略を立てる必要があります。

ここでは、保存療法から先進的な治療法まで、バスケットボール特有の股関節痛を解消するための主要な選択肢を比較解説します。

難治例における先進治療の検討

もしあなたが股関節痛を長期間抱え、保存療法や集中的なストレッチ運動内転筋体幹強化のリハビリを行っても改善しない場合、痛みが慢性化しているサインです。

このようなケースは筋膜の癒着による影響も考えられます。
筋膜はコラーゲン繊維で捻れながら硬く縮む性質があります。

そのため、時間をかけて癒着を取り除く必要があります。
当院での筋膜に対するアプローチは新たな感覚を得られる手技療法です。

グローインペイン症候群と鑑別すべき「股関節痛」の真の原因

ミズノ治療院_股関節痛

グローインペイン症候群(GIPS)は、鼠径部周辺の痛みを総称するものであり、その裏には複数の原因疾患が隠れている可能性があります。

特に、急なストップ&ダッシュ、繰り返しのジャンプを特徴とするバスケットボール選手の場合、骨盤や股関節に特異的な負担がかかります。正確な診断なくして、適切な治療は始まりません。

GIPSと症状が類似する主な疾患(鑑別診断)

以下の疾患は、GIPSと症状が似ているため、診断時に除外する必要があります。

股関節を内転内旋させると問題ないケースであれば臀筋のストレッチ痛が起こりますが、この際に内転筋群に痛みが有します。

自己診断の危険性:なぜ専門医(整形外科医)の受診が必要か

あなたの股関節痛の原因がGIPSなのか、それとも恥骨結合炎股関節唇損傷なのかによって、治療法は大きく異なります。

自己判断で内転筋群の柔軟性を高めるストレッチだけを続けるのは危険です。必ず、スポーツ障害の専門知識を持つ方のアドバイスを受けましょう。

正しい診断を得て、初めてリコンディショニングといった適切な治療戦略を立てることができます。

よくあるご質問(FAQ)

ミズノ治療院_大腿部

グローインペイン症候群は、どれくらいの期間で治りますか?

グローインペイン症候群の回復期間は、症状の程度によります。

軽度であれば数週間で痛みが引くこともありますが、痛みを我慢してバスケットボールの練習を続けた結果、症状が慢性化した場合は、数ヶ月から半年以上かかることも珍しくありません。

特に高い負荷がかかるバスケットボール選手の場合、競技復帰に向けてのリコンディショニングを徹底しないと再発リスクが高まります。

痛みがあっても、練習は続けても良いですか?

強い股関節痛がある場合は、運動を中止し、安静にすることが絶対条件です。

痛みを我慢してプレーを続けると、症状が慢性化し、治療がさらに難しくなります。

かばって動き続けることで症状が複合化してしまい、根本の原因に辿り着けなくなってしまうこともあるのです。

予防のために、特に何をすべきですか?

傷害予防の基本は、股関節周囲の安定性を高めることです。

最も重要なのは、内転筋群の柔軟性を保ち、コアストレングス(体幹)を維持することです。

練習前後の入念なストレッチングと、日常的な股関節周囲筋の強化トレーニングを欠かさないことが、傷害予防の基本です。

もしあなたが股関節痛に悩むバスケットボール選手高校生アスリートであれば、早期に専門的な診断を受けましょう。

適切な治療とリコンディショニングを通じて、パフォーマンスを落とすことなくコートへの完全復帰を目指してください。

グロインペインは大腿の内側だけでなく、前や後にも問題があるケースも多いです。
バスケットボールは特にサイドステップによる大腿外側の過緊張の選手も多く、全体的なダメージによってグロインペインを発症しているケースもあります。

しっかりと問題点の確認を行い、その上で生じている痛みに対してアプローチする必要があります。
1度のアプローチでは表面的な問題解決はできても深層にある問題点が後日発覚することもあるので何度か施術していく必要が症状の状態によってあるわけです。

ミズノ治療院スポーツマッサージ

筋肉と関節とバスケの専門家
栃木県宇都宮市で開業してバスケ選手だけでなくその他の競技や一般の方まで対応しています。

筋肉と関節の痛みを改善する専門家としてグロインペインも対応しています。

まずはご相談でも構いませんのでお問い合わせください。

TEL 028-688-7270
メール mizuno0826@gmail.com
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ミズノ治療院スポーツマッサージ
栃木県宇都宮市中今泉3-9-1 CASA NAKAHARA 2階H
電話 028 ( 688 ) 7270

宇都宮駅東口から車で4分

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